スワイプとは?フリックとの決定的な違いと今さら聞けない最新活用術

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スワイプという言葉が一般的な日常語として爆発的に浸透した背景には、SNSやマッチングサービスのUI革命がありました。その象徴が、Tinderに代表されるマッチングアプリの右スワイプ左スワイプというカルチャーです。

マッチングアプリの画面上にカード形式で表示された相手のプロフィールに対し、「右スワイプ=Like(いいね・好意あり)」「左スワイプ=Nope(スキップ・興味なし)」という極めてシンプルな二項対立のインターフェースが世界標準となりました。画面をどちらへ滑らせるかというコンマ数秒の直感的ジェスチャーによって、人と人との出会いやスクリーニングが行われています。

大手ネット掲示板やSNSの利用者の声を分析すると、「指先ひとつの直感操作でテンポ良く探せる反面、指が滑って本命候補を誤って左スワイプ(スキップ)してしまい取り返しがつかなくなった」「深く考えずに右スワイプを連打する癖がつき、後からマッチングした相手の素性を確認して疲弊する」といった生々しい告白が後を絶ちません。直感性が高すぎるUIだからこそ、無意識の誤スワイプによる心理的後悔が頻発している実態が浮き彫りになっています。

また、SNSの歴史においてスワイプという言葉を定着させたもう一つの要因が、インスタストーリーのスワイプアップ(Swipe Up)です。かつてInstagramの「ストーリーズ」では、フォロワー数1万人以上のアカウントなどに限定して、画面を下から上にスワイプすることで外部Webサイトへ誘導できる機能が提供されていました。YouTubeの告知やインフルエンサーの投稿で「詳細は上にスワイプ!」というフレーズが多用されたことで、若い世代を中心にスワイプという語彙が爆発的に一般化しました。

ただし、ここで押さえておくべき重要な事実があります。Instagram公式はすでにスワイプアップ機能を廃止し、画面上のURLを直接タップする「リンクスタンプ」へと全面刷新しています。現在でも口頭の慣用句やスラングとして「スワイプしてね」という表現が残っているケースはありますが、現在のインスタグラムの実際のUI仕様は「タップ」に置き換わっている点は見落とされがちな盲点です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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