長引く口角炎の治し方|リップ逆効果の罠と早く治す市販薬の真相
長引く口角炎の治し方|リップ逆効果の罠と早く治す市販薬の真相に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
「市販の口角炎用リップを1週間塗り続けても、ピリピリした痛みが引き裂くように続いて治らない」という場合、通常の細菌感染や乾燥ではなく、カンジダ性口角炎の症状を疑う必要があります。
カンジダ菌は人間の口腔内や皮膚に普段から生息している日和見真菌(カビ)です。通常は他の常在菌とのバランスによって無害に保たれていますが、疲労、抗生物質の内服、ステロイド薬の使用、糖尿病、あるいは加齢による口元のたるみや義歯の不適合によって唾液が口角に溜まりやすくなると、一気に異常増殖を始めます。
一般的な口角炎とカンジダ性口角炎の主な見分け方は以下の通りです。
- 患部の外観:赤くただれた亀裂の周囲に、白っぽく湿ったかす(白苔)が付着している。
- 痛みの質:引き裂かれるような鋭い痛みに加え、灼熱感(カーッとする熱さ)やかゆみを伴う。
- 経過の特異性:一般的な抗炎症軟膏を塗っても良くならず、塗布後にむしろ赤みが広がる。
ここで絶対に避けるべきなのが、自己判断によるステロイド外用薬の使用です。家庭用の常備薬にあるステロイド軟膏を「炎症を抑える強い薬だから効くだろう」と安易に塗ると、ステロイドの局所免疫抑制作用によってカンジダ菌が一気に爆発的増殖を起こし、患部が爛れ果てて重篤化します。真菌に対しては抗真菌薬(ミコナゾールやケトコナゾールなど)しか効果がありません。