昔の体温計が消えた真相!水銀の危険性と最新処分法を徹底解説
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水銀体温計が市場から姿を消した決定的な要因は、国際協定である「水俣条約(水銀に関する水俣条約)」の発効にある。熊本県水俣市で起きた公害病の悲劇を教訓に、地球規模での水銀排出削減を目指して採択されたこの条約により、水銀を使用した製品の製造や輸出入が原則禁止となった。
これを受け、日本国内でも厚生労働省や環境省による段階的な規制が進行した。国内の医療機器産業は素早い対応を見せ、テルモ株式会社をはじめとする主要メーカーは、すでに2000年代初頭までに水銀体温計の製造・販売を終了し、高精度な予測式電子体温計や赤外線体温計へと完全移行した。医療現場の地殻変動により、水銀体温計はその役割を終えたのだ。