一青窈の国籍とルーツの真相|台湾名家・顔家の血脈と本名の謎
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一青窈のルーツを語る上で欠かせないのが、父である顏恵民(がん けいみん)の存在だ。父・恵民は、台湾の九份(キュウフン)で金鉱・炭鉱経営を手がけ、台湾五大財閥の一つに数えられた名門「顔家」の長男として生まれた。当時、日本統治下にあった台湾で裕福な実業家の家に生を受けた彼は、幼少期に日本へ留学。麻布中学校・高等学校から慶應義塾大学へと進学し、青春時代を日本で過ごした。
しかし、太平洋戦争の終結と台湾の政情変化、そして二・二六事件や二・二八事件といった歴史の激動が彼の人生を大きく狂わせる。祖国台湾の政治的動乱と日本への強い愛着という二枚の板に挟まれた恵民は、心身ともに深い傷を負った。その後、日本人女性である一青かづ子と結婚。東京で長女の妙(たえ)、次女の窈が生まれた。