札幌ラーメン炎神閉店の真相と現在|火災報道の誤解と復活の行方を追う

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ネット掲示板や知恵袋などで今なお根強く囁かれているのが、「1300度の火炎バーナーで店を燃やしてしまったから閉店した」という噂です。しかし、この言説は明らかな事実誤認を含んでいます。狸小路炎神火災の真相を当時の報道および札幌市消防局の出動記録から紐解くと、事実はまったく異なる様相を示しています。

火災が発生したのは、2016年5月20日午後のことでした。炎神が入居していた札幌市中央区南2条西2丁目(狸小路2丁目炎神の所在地)を含む複合商業ビルから煙が噴出し、アーケード内が一時騒然となって消防車多数が出動する騒ぎとなりました。この際、ニュース映像で「炎神の看板と立ち上る白煙」がセンセーショナルに映し出されたため、多くの視聴者の脳裏に「あの火炎放射バーナーが火災元凶だ」という強烈な印象が刻み込まれたのです。

しかし、その後の消防および警察の現場検証によって明らかになった出火原因は、店舗厨房内の火炎バーナーによる直接引火ではなく、テナントビル全体の排気ダクト設備や上層階関連の配管周辺トラブルでした。炎神の厨房バーナー自体は耐火基準に適合した区画内で運用されており、安全装置も作動していました。とはいえ、消火活動に伴う店舗への放水被害、ダクト設備の改修工事、そして「火を出した危険なラーメン店」という誤ったレッテル貼りによって数カ月におよぶ休業を余儀なくされました。この休業期間中の巨額な機会損失と風評被害が、その後の財務悪化を招く大きな契機となったことは間違いありません。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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