過ぎたるは及ばざるが如しの真意とは?論語の由来からビジネス実践まで
過ぎたるは及ばざるが如しの真意とは?論語の由来からビジネス実践までの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
この成語のルーツは、儒教の開祖である孔子とその弟子たちの言行をまとめた古典『論語』の先進篇に記されています。
ある日、弟子のひとりである子貢(しこう)が、同門の仲間である「師(子張)」と「商(子夏)」のどちらが優れているかを孔子に尋ねました。孔子は「師は過ぎたり、商は及ばず(子張は何事も行き過ぎてしまう傾向があり、子夏は何事も慎重すぎて一歩及ばない)」と簡潔に答えます。
この返答を聞いた子貢が「それならば、行き過ぎる子張のほうが優れているということですね?」と重ねて問うたところ、孔子が放った一言が「過ぎたるは猶及ばざるが如し(過ぎたるは及ばざるが如し)」でした。前進する勢いが強すぎて周囲を置き去りにする者も、慎重すぎて行動を起こせない者も、理想的な徳の基準から見れば同等に偏っていると鋭く喝破したのです。