インフルエンザにかからない人の特徴とは?無症状感染と免疫の真相を解明
インフルエンザにかからない人の特徴とは?無症状感染と免疫の真相を解明に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
「生まれてから一度もインフルエンザにかかった記憶がない」と語る人は、周囲に一定数存在します。厚生労働省や感染症疫学の追跡調査によると、成人の中で過去数年間に一度も発症していない人の割合は全体の約20〜30%に達すると推計されています。しかし、この数字には医学的な「カラクリ」が存在します。
実は、ウイルスに暴露されて体内に侵入を許しても、発熱や関節痛といった自覚症状が一切現れない「不顕性感染(ふけんせいかんせん)」のケースが極めて多いのです。一般的なインフルエンザの潜伏期間は約1〜3日ですが、この間に体内の自然免疫が迅速にウイルスを排除した場合、本人は感染したことにすら気づきません。
学術研究の抗体検査データでは、流行期に「全く症状がなかった」と答えた健康な成人のうち、約30〜50%がインフルエンザウイルスの抗体を獲得していたという驚きの結果も報告されています。つまり、「かからない人」の多くはウイルスを完全に遮断しているのではなく、「感染しても症状を出さずに瞬時に抑え込んでいる人」であるケースが大多数を占めています。