ヤシの木の種類完全比較!日本の冬でも枯れない人気品種と相場
ヤシの木の種類完全比較!日本の冬でも枯れない人気品種と相場の全貌を詳しく解説してご紹介します。
「新築時に憧れのリゾート風住宅を建て、シンボルツリーとしてヤシを植えたが、10年経って伐採を余儀なくされた」。造園業者への聞き取り調査では、こうした深刻なトラブルの相談が後を絶ちません。後悔の背景にある3大要因を解剖します。
第一の理由は、ワシントンヤシ(オキナヤシ)の制御不能な巨大化です。公共緑地やテーマパークの街路樹として映えるこの品種は、地植えにすると急激に根を張り、数年で電線に接触する高さまで跳ね上がります。千葉県の郊外に居を構える施主(40代男性)は、現場での取材に次のように吐露しました。
「苗木で植えたときは1.5メートルほどで可愛らしかったのですが、わずか7年で2階のベランダを遥かに越え、8メートル超の巨木になりました。強風時に葉が電線を激しく叩くため、電力会社から連絡が入り、最終的にクレーン車を呼んで伐採処分することに。処分費用だけで28万円が吹き飛びました。業者からは『最初からココスヤシにしておけば成長が遅く、こんな事態にはならなかった』と告げられ、事前の勉強不足を痛感しました」
第二の理由は、枯れ葉の落下と棘(トゲ)による人的被害リスクです。フェニックス属をはじめとする品種は、葉の根元に鋭利で硬い棘が無数に存在します。小さな子どもが庭で遊ぶ際に目を突く危険性や、愛犬が触れて負傷するケースが報告されています。また、大型ヤシの枯れ葉は1枚で数キログラムの重量に達し、台風時に隣家のカーポートや車両を直撃して損害賠償トラブルに発展した事例も存在します。
第三の理由は、根鉢の肥大化による外構ブロックや会所の破壊です。ヤシの根は直根ではなく、無数の細く強靭な繊維根がマット状に高密度で広がります。コンクリート土間や排水管の至近距離に植えた結果、数年後に土間を押し持ち上げ、水道管を圧迫して破損させる被害が発生しています。地植えを敢行する場合、構造物から最低でも1.5〜2メートル以上のクリアランスを確保することが鉄則です。