黄色の点滅信号で一時停止は必要?赤色との違いと過失割合の落とし穴
黄色の点滅信号で一時停止は必要?赤色との違いと過失割合の落とし穴に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
黄色の点滅信号に遭遇した際、最も多くのドライバーが疑問に感じるのが「法的に一時停止や徐行の義務があるのか」という点です。結論から言うと、黄色の点滅信号そのものには道路交通法上の一時停止義務はありません。しかし、これは「何も気にせずそのまま通過してよい」という意味では決してありません。
道路交通法施行令第2条において、黄色の灯火の点滅は次のように明確に規定されています。
「歩行者及び車両等は、他の交通に注意して進行することができること。」
ここで重要なのは「他の交通に注意して」という条件が付されている点です。赤信号のような絶対的な停止義務こそ課されていないものの、交差道路から進入してくる車両や横断歩道を渡ろうとする歩行者の存在を常に予見し、危険を回避できる状態で進行しなければなりません。
また、「徐行義務」については信号機単体での一律の義務付けはないものの、道路交通法第42条(徐行すべき場所)の規定が重なるケースが多々あります。例えば「左右の見通しが利かない交差点」に進入する場合、道路交通法によって徐行が義務付けられています。黄色点滅だからといって速度を落とさずに交差点へ進入すれば、状況次第で安全運転義務違反(道路交通法第70条)や徐行場所違反に問われる法的リスクを背負うことになります。
さらに、見落とされがちなのが歩行者優先の原則です。黄色点滅信号の交差点であっても、横断歩道に歩行者がいる、あるいは横断しようとしている場合は、道路交通法第38条に基づき一時停止して歩行者の通行を妨げてはなりません。「黄色点滅=車がスムーズに通れるサイン」と思い込むことは、重大な法令違反に直結します。