京都の迎賓館「長楽館」秘められた歴史と極上アフタヌーンティー
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表向きの華やかな西洋建築の印象とは裏腹に、一般の立ち入りが制限されている最上階(3階)には、知られざる極上の空間が隠されている。それが、かつて皇族や真のVIPを迎えるためだけに仕立てられた最高客間「御成の間(おみなりのま)」だ。完全非公開に近い状態で大切に保存されてきたこの空間は、まさに長楽館の「秘密の核心」といえる。
「御成の間」に足を踏み入れると、そこには意外なことに純和風の書院造が広がっている。しかし単なる和室にとどまらない。見上げれば重厚な折り上げ格天井から輝くバッカラスタイルのクリスタルシャンデリアが吊り下げられ、障子の向こうには手吹きガラスのステンドグラスが自然光を柔らかく散らしている。金箔をあしらった格調高い襖絵と洋の光飾が交差するこの和洋折衷の究極美は、明治という時代の自由で大胆な美意識を今に伝えている。限られた特別見学ツアーや特別な宿泊プランの利用者のみが足を踏み入れることを許される、極めて貴重な非公開エリアである。