なぜ背番号18がエースナンバー?歌舞伎発祥の真相と歴代の系譜を徹底解説

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野球界におけるエースナンバー理由の根底には、日本固有の言語文化が存在します。日常会話でも得意技を指して使われる「十八番(おはこ)」という言葉は、天保年間に七代目市川團十郎が市川宗家の当たり狂言を18作選定した歌舞伎十八番の語源に由来します。大切に箱にしまって保存したことから「おはこ」とも呼ばれ、江戸時代から「18=最も得意で優れたもの」という共通認識が庶民の間に浸透していました。

この文化的土壌に野球の歴史が接続したのが、読売ジャイアンツ(巨人軍)の草創期です。1939年に入団した左腕・中尾碩志(なかお ひろし)投手が背番号18を着用し、通算209勝を挙げて巨人の第1期黄金時代を支えました。当時の中尾投手はノーヒットノーランや最多勝を獲得する大黒柱であり、「巨人の18番は勝てる投手」という原体験がここに刻まれます。

その後、中尾投手が引退する際、自らの背番号18を後継者として指名したのが藤田元司投手でした。藤田投手は入団2年目の1958年から2年連続でMVPを獲得するなど大車輪の活躍を見せ、日本シリーズでも獅子奮迅の投球を披露します。この「大投手が信頼する後継者に18番を直伝する」というストーリー性が、メディアを通じて「18=エースの証」という公式を決定づけました。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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