高樹沙耶と大麻事件の真相|相棒降板から2026年石垣島での今を追う

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2016年10月25日の早朝、沖縄県石垣市桴海(ふかい)にある高樹氏の自宅に、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部(通称・マトリ)の捜査員が踏み込みました。捜索の結果、居間や敷地内から乾燥大麻約55グラムをはじめ、吸引用とみられるパイプ、巻き紙、計量器などが次々と押収され、高樹氏と同居していた男性2名の計3人が大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕されました。

当時、世間に大きな違和感を与えたのが、押収された大麻の量と彼女の生活スタイルです。乾燥大麻55グラムは、一般的な巻きタバコ型に換算して100本分以上に相当する分量であり、個人の単なる嗜好用としては異例の多さでした。さらに、自宅では高樹氏を含めた男女4人が「エコビレッジ」と称して共同生活を送っており、この奇妙な共同生活の実態がワイドショーなどで過熱報道されることになります。

同居していた男性陣の中には、大麻草の研究や普及活動を行っていた団体関係者や、キャンピングカー製造に携わる男性が含まれていました。高樹氏は逮捕当初から取り調べに対し、「大麻は私の所持品ではなく、同居男性の持ち物です」と一貫して容疑を否認。しかし、捜査当局の家宅捜索では、高樹氏の私物が置かれた居住スペースからも大麻成分が付着したパイプが発見されており、当局は「共同所持」の構図で立件を進めました。

逮捕のわずか数カ月前となる2016年7月、高樹氏は新党改革から参議院議員選挙(東京都選挙区)へ本名の「益戸育代(ますど いくよ)」名義で立候補し、公約の柱に「医療用大麻の合法化推進」を掲げて6万票余りを集めたばかりでした。法治国家の国政選挙で法改正を正面から訴えていた人物が、その直後に自ら現行犯逮捕されるという皮肉な展開は、彼女を応援していた支持者をも大きく裏切る結果となったのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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