【2026年ルポ】もはや甘えではない。「親のすねかじり」を強いる物価高と低賃金の構造暴力

【2026年ルポ】もはや甘えではない。「親のすねかじり」を強いる物価高と低賃金の構造暴力の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

事態をさらに深刻化させているのが、世帯全体の高齢化だ。かつて社会問題化した「80代の親が50代の無業者を支える8050問題」は、2026年の現在、「90代の親と60代の子」という「9060問題」へと移行している。

介護が必要となった90代の親の年金と、定年後あるいは非正規雇用で働く60代の子の乏しい収入を合算して暮らす世帯では、医療費や介護費の増大がダイレクトに家計を押しつぶす。親の死後、経済的支柱を突然失った子が深刻な生活困窮に陥るケースは後を絶たない。すねをかじる側も、かじられる側も、ともに崖っぷちに立たされているのが実態だ。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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