1匹2億円の狂騒曲から10年——チベット高原を揺るがす「幻の超大型犬」の光と影【2026年現地ルポ】
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日本国内でも、その圧倒的な存在感と希少性から密かな関心を持つ愛犬家は少なくない。しかし、実際に日本でこの犬種を迎えるには、想像を絶するハードルが存在する。成犬時の体重は60〜80キロを超え、超大型犬特有の広大な運動スペースと強固な脱走防止設備が不可欠となる。
さらに、見知らぬ者に対する強い警戒心と自立心の高さは、初心者がコントロールできるレベルを遥かに超えている。厳しい寒さには強い反面、日本の高温多湿な夏には極めて弱く、24時間のエアコン稼働と徹底した健康管理が求められる。「かっこいいから」「珍しいから」という安易な理由で購入し、手に負えなくなるケースは欧米でも問題視されており、真の覚悟なしには飼育できない犬種であることは明白だ。