タイヤサイズ変更の許容範囲は?車検落ちを防ぐ外径差と選び方
タイヤサイズ変更の許容範囲は?車検落ちを防ぐ外径差と選び方についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
サイズ変更で外径と同じくらい見落とされがちな要素が、タイヤ側面に刻まれているロードインデックス(LI:荷重指数)です。これは規定の条件下でタイヤ1本が支えられる最大負荷能力を示す数値で、車検証に記載された車両総重量を安全に支えるための生命線といえます。
大原則として、変更後のタイヤは「純正のロードインデックス以上の負荷能力」を維持していなければ車検に通りません。偏平率を下げてインチアップを行う際、サイズによってはロードインデックスが純正より低下してしまうケースがあります。負荷能力が不足した状態で走行を続けると、タイヤの異常発熱や偏摩耗を引き起こし、最終的には高速走行中のスタンディングウェーブ現象によるバーストを引き起こす恐れがあります。
なお、ヨーロッパ規格の「XL(エクストラロード)規格」や「レインフォースド規格」のタイヤを採用する場合は注意が必要です。これらは内部構造を強化して高い負荷能力を持たせたタイヤですが、日本のJATMA規格よりも高い空気圧設定を行わなければ本来の負荷能力を発揮できません。車両指定の空気圧ラベルの数値をそのまま入れるだけでは空気圧不足になるため、換算表を確認したうえで適切な充填圧力を維持することが求められます。