足の小指骨折テーピングの正しい巻き方と痛みを抑える固定全手順

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足の小指(第5趾)が骨折した際、ギプスで足首全体を固める大掛かりな処置を必要としない軽度〜中等度の骨折(転位のない骨折)に対して世界中で標準適用されるのが、隣の健康な薬指(第4趾)を添え木代わりにして固定するバディテーピングです。しかし、単にテープを指2本に巻き付けるだけでは固定力が不足するだけでなく、血流障害や皮膚トラブルを招きます。痛みを最小限に抑える確実な手順を押さえておく必要があります。

【準備するもの】

  • テーピングテープ:幅12.5mm〜19mm程度の非伸縮性ホワイトテープ(または固定力の高い低アレルゲン性サージカルテープ)。伸縮テープは指が動いてしまうため初期固定には不向きです。
  • 指間に挟むガーゼまたは脱脂綿:適度な大きさに折りたたんだ医療用ガーゼ。
  • ハサミ:テープをあらかじめカットしておくために使用します。

【バディテーピングの4ステップ手順】

  1. ステップ1:指の間の汗を拭き、ガーゼを挟む
    小指と薬指の間に、小さくたたんだガーゼを挟み込みます。指同士が直接皮膚接触した状態でテープを巻くと、発汗により皮膚がふやけてふやけ傷(浸軟)を起こし、重度の皮膚炎や潰瘍の原因となります。この一手間を省いてはなりません。
  2. ステップ2:基部(指の付け根)の第1テープを巻く
    テープを約10〜12cmにカットします。小指の付け根(中足指節関節のすぐ上)から薬指の付け根にかけて、指2本を包み込むように1周半〜2周巻き付けます。この際、引っ張りすぎないことが鉄則です。締め付けすぎると動脈や静脈を圧迫し、チアノーゼ(変色)や壊死を引き起こします。指を自然な位置で添わせるテンションを保ちます。
  3. ステップ3:先端部(第2関節付近)の第2テープを巻く
    小指の先端付近、爪の生え際より少し手前の第2関節(遠位指節間関節)付近に同様にテープを巻きます。爪全体を覆い隠してしまうと、後述する血流チェック(爪を押して赤みが戻るかの確認)ができなくなるため、爪の先端は必ず露出させておきます。
  4. ステップ4:固定状態と血流のセルフチェック
    小指の爪を指先で数秒間強く圧迫し、白くなった爪の色が2秒以内に元のピンク色に戻るかを確認します。戻りが遅い場合や、指先に強い拍動痛・しびれ・冷感がある場合は、直ちにテープを剥がして巻き直してください。

なお、病院での診断前に応急処置を行う場合、アイスの木製ヘラや厚紙を小さく切り、小指の外側に添えてテープを巻く添え木の代用固定法も一時的な除痛に役立ちます。ただし、硬い添え木を直接素肌に当てると骨突出部を圧迫して激痛を伴うため、必ず薄い布やコットンで添え木を包んでから当ててください。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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