厄介な雑草「ノイバラ」が宝の山に?製薬大手も群がる2026年争奪戦の真相

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食と嗜好品の世界でも、ノイバラのポテンシャルを掘り起こす動きが熱を帯びている。特に活況を呈しているのが、地方のマイクロディスティラリー(小規模蒸留所)によるクラフトジンのボタニカルとしての活用だ。

ノイバラの花弁が放つ香りは、青々とした若葉の息吹と、どこか蜜のように甘くスパイシーな芳香を併せ持つ。この独特のアロマを蒸留酒に閉じ込めた限定ボトルは、国内外のバーシーンで高値で取引されている。また、完熟した果実を低温乾燥させ、発酵茶やクラフトコーラの原料としてリデザインする動きも地方創生の現場で相次ぐ。

「身近にありすぎて誰も見向きもしなかった素材に、本物の価値が宿っている」。ある飲料プロデューサーはそう強調する。農薬まみれの輸入ハーブではなく、手作業で採取された国産野生種のトレーサビリティが、感度の高い都市部消費者の心を捉えている。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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