緑内障で飲んではいけない薬の真実!市販風邪薬や胃腸薬の禁忌を完全解説

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「緑内障だから薬が飲めない」という固定観念を持つ人が多い背景には、かつての医薬品添付文書の記載ルールがありました。しかし、厚生労働省は2019年に医薬品の添付文書改訂を指示し、抗コリン薬の「緑内障」という包括的な禁忌表記は「閉塞隅角緑内障」へと見直されました。この公的な改訂により、閉塞隅角と開放隅角で服薬制限が明確に区別されるようになっています。

日本の緑内障患者の病型内訳を見ると、房水の出口が広く開いている開放隅角緑内障(正常眼圧緑内障を含む)が全体の約9割以上を占めています。この開放隅角緑内障の患者は、瞳孔が多少開いたとしても隅角が塞がれる構造的なリスクがないため、抗コリン薬を含む風邪薬やアレルギー薬の服用が基本的に可能です。

一方で、全体の数%〜1割弱を占める閉塞隅角緑内障や、発症予備軍である「狭隅角」の患者は、抗コリン作用をもつ薬剤が絶対禁忌または慎重投与となります。特に60歳以上の小柄な女性、遠視傾向のある人は加齢とともに水晶体が厚くなり、隅角が狭まりやすい傾向があります。

緑内障のタイプ隅角の構造・国内患者比率抗コリン薬(風邪薬・胃腸薬など)の可否注意すべき主要リスク開放隅角緑内障
(正常眼圧緑内障含む)隅角は広く開放
国内患者の約90%以上原則として服用可能
(2019年厚労省通知で禁忌解除)長期のステロイド投与による眼圧上昇には引き続き警戒が必要。閉塞隅角緑内障
(狭隅角を含む)隅角が物理的に狭い・閉じている
国内患者の約5〜10%原則「禁忌(服用禁止)」
(抗コリン成分配合薬)散瞳に伴う急性緑内障発作(急激な眼圧上昇・失明リスク)。レーザー術後・白内障術後
(閉塞隅角治療済)手術により人工的にバイパス形成
または人工レンズで隅角が開大主治医の確認のもと服用可能自己判断は禁物。眼科医による隅角開通の確定診断が前提。
渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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