「お盆の墓参りはおかしい」噂の真相!留守説や宗派の教義・正しい時期
「お盆の墓参りはおかしい」噂の真相!留守説や宗派の教義・正しい時期の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
「お盆の墓参りに行ってはいけない日がある」という話を聞いて不安を覚える人も少なくありません。しかし、その多くは仏教本来の教えではなく、後世の民間俗信や生活環境上の配慮に基づいたものです。
六曜(友引・仏滅)とお墓参りの関係
カレンダーに記載されている六曜の「友引」について、「友をあの世へ引き寄せるため墓参りは避けるべき」という俗信があります。しかし、六曜は中国の占勝術に由来する民間暦であり、仏教の教理とは一切関係がありません。寺院関係者の見解でも「友引や仏滅にお墓参りをして何ら差し支えない」と明言されています。ただし、高齢の親族の中に六曜を強く気にする方がいる場合は、無用な軋轢を避けるために日程を配慮するのも円滑な家族関係を保つ知恵です。
日没後の夜間参拝が厳禁とされる実用的理由
「夕暮れ以降にお墓に行くと浮遊霊に取り憑かれる」「逢魔が時に墓参りをしてはいけない」といった怪談めいた戒めは、近世以前の生活環境に由来します。街灯のない墓地で足元を踏み外して転倒する事故や、毒蛇・スズメバチなどの害虫被害、防犯上のリスクから身を守るための先人の知恵でした。
現代の猛暑環境においては、別の観点からも時間帯の選定が極めて重要です。日中の日射熱が墓石やコンクリートに蓄積する12時から15時前後は、熱中症リスクが急激に高まります。霊園の管理規則上も17時〜18時に閉門されるケースが大半であるため、午前中の涼しい時間帯に参拝を済ませるのが最も合理的です。