ポテトフライ駄菓子販売終了の真相|売ってない理由と東豊製菓の現在
ポテトフライ駄菓子販売終了の真相|売ってない理由と東豊製菓の現在の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
東豊製菓が生産を続けているにもかかわらず、なぜ多くの生活者が「ポテトフライ売ってない理由は何なのか」と頭を抱えてしまうのでしょうか。現場の流通動向と購買環境を丹念に観察すると、そこには2つの構造的な障壁が存在しています。
街の駄菓子屋の消滅と「日常の生活動線」からの退場
かつて昭和から平成初期にかけて、子どもたちの社交場であった個人経営の駄菓子屋は、店主の高齢化や後継者不足により全国的に激減しました。商業統計を見ても、個人菓子小売店の数はこの30年で激しく落ち込んでいます。かつては学校帰りや近所の路地裏で当たり前に視界に入っていた駄菓子が、現代人の「日常的な生活動線」から物理的に排除されてしまったことが、「買えない=販売終了」という錯覚を後押ししています。
大手コンビニの棚割り事情と激しいSKU争奪戦
もう一つの要因は、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった大手コンビニチェーンにおけるコンビニ販売状況のシビアな棚割り(プラノグラム)の現実です。コンビニの店舗面積は限られており、菓子棚の1尺(約30cm)ごとの売上効率(スペース・マネジメント)が厳格に管理されています。
駄菓子フックコーナーにおいて絶対的な定番として君臨するのは、知名度が突出している「うまい棒」や「チロルチョコ」、あるいは「ブラックサンダー」といった超高回転商品です。1袋40円前後のポテトフライは、客単価を押し上げにくいだけでなく、薄焼きスナック特有の「割れやすさ」や「陳列面積あたりの容積」という配送・店舗オペレーション上のハンディキャップを抱えています。そのため、本部主導の一括導入リスト(定番棚)から外れやすく、一部のオーナー裁量で発注している店舗や、駄菓子に強いローソンストア100などを除き、大手コンビニで見かける機会が著しく減少しているのです。