マザー・テレサ名言の真実|心を揺さぶる言葉の背景と人生訓

マザー・テレサ名言の真実|心を揺さぶる言葉の背景と人生訓を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

日本のSNSやビジネス自己啓発書などで、「マザー・テレサの名言」として圧倒的な頻度で拡散されている有名なフレーズがあります。

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

調査報道および文献調査の結果、この詩的な格言はマザー・テレサ本人の発言や著作物として確認された一次資料は存在しません。海外の言説研究およびファクトチェック組織の調査によると、この言葉の原型はアメリカの作家フランク・アウトロー(Frank Outlaw)の言葉や、中国の古典思想家・老子(Lao Tzu)、あるいは英国首相マーガレット・サッチャーの父の教えなど、複数のルーツが混在して広まったとされています。

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011年)の劇中でサッチャーが暗誦したことで世界的に再注目され、日本国内においてマザー・テレサの崇高なイメージと結びついて誤認引用されるケースが定着したというのが真相です。言葉自体は心理学・行動科学的にも優れた人生訓ですが、彼女自身の言葉として扱う際には注意が必要です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest