なぜバオッキーは最下位に?720位転落の真相と公式救済劇の軌跡
なぜバオッキーは最下位に?720位転落の真相と公式救済劇の軌跡に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
バオッキーが決して嫌悪されていたわけではないにもかかわらず、なぜ1票も集まらないかのような事態に陥ったのか。その背景には、ゲーム環境とメディア展開が複雑に絡み合った3つの決定的理由が存在します。
第1の要因は、初登場となった『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(イッシュ地方)における炎タイプ層の厚さと役割の被りです。序盤で手に入るいわゆる「3猿」(ヤナップ・バオップ・ヒヤップ)の一角として旅の序盤を支えるポジションでしたが、同世代にはダルマッカ・ヒヒダルマ、シャンデラ、ウルガモスといった対戦・ストーリーの両面で圧倒的な強さと個性を放つ炎ポケモンが多数存在しました。クリア後や対戦環境において、あえてバオッキーを使い続ける動機が薄れてしまったのです。
第2の要因は、メディアミックスにおける露出度の格差です。くさタイプのヤナップはアニメ版で主要キャラクター・デントの相棒としてレギュラー出演し、高い知名度と愛着を獲得しました。みずタイプのヒヤッキーもジムリーダーの切り札として印象を残すなか、バオッキーはアニメやスピンオフでの見せ場に恵まれず、印象の薄さが際立つ結果となってしまいました。
第3の要因は、人気投票特有の心理による「ネタ票すら入らない完全なエアポケット」です。コイルのようにネットミーム化して組織票を集めることもなく、極端にデザインが奇抜で話題になるわけでもない。「嫌いではないが、一番好きとは言えない」という中庸な立ち位置が仇となり、誰も投票ボタンを押さないという皮肉な結果を生み出してしまいました。