エルグランド生産終了は本当か?2026年新型への真相と購入判断

エルグランド生産終了は本当か?2026年新型への真相と購入判断について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

エルグランドが「販売終了」と囁かれるほど苦境に立たされた根本原因を探るには、ライバルであるトヨタ「アルファード」との熾烈なシェア争いの歴史を振り返る必要があります。1997年に登場した初代E50型エルグランドは、圧倒的な存在感と高級感で「キング・オブ・ミニバン」の名を欲しいままにしました。しかし、後発として登場したアルファードとの競争激化のなかで、2010年に投入された3代目E52型が大きな転換点となります。

日産は走りの質感を高めるため、駆動方式をFRからFFへと刷新し、低重心・低全高パッケージを採用しました。これが「走れるミニバン」としてドライバーズカーとしての評価を得た反面、市場が求めていた「圧倒的な室内高」「見晴らしの良さ」「威風堂々たる押し出し感」という高級ミニバンの本質的ニーズから乖離してしまったのです。結果として、室内空間の圧倒的な広さと豪華なキャプテンシートを前面に押し出したアルファード/ヴェルファイアにシェアを大きく奪われることとなりました。

比較項目日産 エルグランド(現行E52型)トヨタ アルファード(40系)市場評価と編集部の見解月間販売台数規模約150〜300台前後(末期データ)約6,000〜8,000台規模販売規模では約20〜30倍の圧倒的開きが存在する。パワートレイン2.5L 直4 / 3.5L V6(純ガソリンのみ)2.5L 直4 / 2.5L ハイブリッド / PHEV電動化の遅れが現行エルグランドの最大の足かせとなった。室内空間(室内高)1,300mm(低重心フロア設計)1,360mm(圧倒的な頭上余裕)広さ感と開放感においてアルファードが市場を掌握。中古車相場(平均値)120万〜380万円(年式により割安)550万〜900万円以上(プレ値傾向)リセール重視ならトヨタ、コスパ重視なら日産と二極化。

このように、エルグランドとアルファードの売上比較を見れば、E52型が販売面で苦戦を強いられたことは明白です。しかし、この15年におよぶ苦汁の歴史こそが、次期型の開発において「打倒アルファード」を掲げる強烈なエネルギーへと転換されています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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