85インチテレビで後悔する人の共通点とは?失敗しない部屋の広さと選び方
85インチテレビで後悔する人の共通点とは?失敗しない部屋の広さと選び方についての疑問解決ガイドをお届けします。
SNSやネット掲示板、知恵袋などの投稿を分析すると、85インチの大画面に魅了されて導入したものの、数カ月後に「別のサイズにしておけばよかった」と吐露する声が一定数見られます。大手家電量販店の販売員やインテリアコーディネーターへの取材から浮かび上がった、失敗する人の共通点は主に次の5点です。
第1の落とし穴は「店頭と自宅のリビングにおける空間スケールの錯覚」です。天井が高く広大な売り場では適正に見えた85インチも、一般的な住宅のリビングに設置すると黒い巨大な板として強烈な威圧感を放ちます。テレビを消している時間帯にリビング全体が暗く狭く感じられ、リラックス空間としての調和が崩れてしまうケースです。
第2は「搬入当日に玄関や階段を通らず搬入不可になるトラブル」です。本体サイズだけでなく梱包箱の巨大さを見落とし、戸建ての2階リビングへの内階段やマンションのエレベーターに入らず、クレーンによる吊り上げ搬入で数万円の追加出費が発生したり、最悪の場合はキャンセル手数料を払って返品を余儀なくされる事例が頻発しています。
第3に挙げられるのが「視聴距離の不足による眼精疲労と首の痛み」です。4Kテレビの理論上の最短視聴距離(画面の高さの約1.5倍=約1.6m)を鵜呑みにして配置した結果、画面全体の情報を把握するために常に視線や首を動かすことになり、長時間の視聴で乗り物酔いに似た症状を訴えるユーザーもいます。
第4は「地上波放送やネット動画の画質の粗さ」です。画面が大きくなるほど、4K・8Kの高精細コンテンツと地上波デジタル放送(2K/HD画質)の解像度の差が顕著になります。アップスケーリング性能が弱い安価なモデルを選んでしまうと、普段のニュースやバラエティ番組で輪郭のボケやノイズが目立ち、ストレスの原因になります。
第5は「電気代と発熱に対する認識不足」です。大型パネルを駆動させるための消費電力は50インチクラスの約1.8倍〜2.5倍に達することもあり、夏場にテレビ周辺の温度が上昇しやすい点や、毎月の電気料金への影響を想定していなかったという声も聞かれます。