鼻の中のニキビがズキズキ痛い!面疔の危険性と正しい治し方・市販薬
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鼻腔の入り口から約1〜2センチメートル奥までの領域は「鼻前庭(びぜんてい)」と呼ばれ、医学的には粘膜ではなく外皮と同じ皮膚構造をしています。ここには太い鼻毛が生えており、皮脂腺や汗腺が密集しているため、皮脂詰まりや細菌感染が非常に発生しやすい環境です。
一般的に「鼻の中のニキビ」と呼ばれる病変の多くは、皮脂詰まりが主因のアクネ菌によるニキビではなく、黄色ブドウ球菌などの皮膚常在菌が毛穴の奥深く(毛包)に入り込んで増殖する「毛嚢炎(もうのうえん)」または皮膚炎の一種である「鼻前庭炎(びぜんていえん)」です。
さらに炎症が毛包周囲の深部組織にまで広がり、硬いしこりを形成して激しく痛む状態を東洋医学・皮膚科学用語で「面疔(めんちょう)」(せつ・よう)と呼びます。鼻の皮膚は軟骨と強固に癒着しており、皮下組織の伸展性がほとんどありません。そのため、わずかな腫れであっても内部の神経を強く圧迫し、脈打つような激しい「ズキズキとした痛み」を引き起こします。