レレレのおじさんの正体とは?子供25人の裏設定や掃除の理由を徹底解剖
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レレレのおじさんの造形は、単なる思いつきのギャグキャラクターではありません。そのルーツは古代インドの仏教説話、具体的にはお釈迦様の直弟子である「周利槃特(シュリハンドク/チューラパンタカ)」にあります。
仏典の記述によると、シュリハンドクは生まれつき記憶力が極めて弱く、自分の名前すら覚えることができないほど愚鈍と称された人物でした。周囲の弟子たちから見放され、自らの至らなさに絶望して泣いていたシュリハンドクに対し、釈迦は1本の箒(ほうき)を授け、次のように諭しました。
「この箒で『塵を払い、垢を除かん』と唱えながら、ひたすら掃除に励みなさい」
シュリハンドクはその教えを愚直に守り、何年、何十年と無心で寺院の内外を掃き清め続けました。そしてある日、真に払うべき「塵や垢」とは物理的なゴミではなく、自らの心に巣食う執着、怒り、迷いであることに気づき、釈迦の弟子の中で最も遅咲きながら、ついに最高の悟りを得た聖者(阿羅漢)へと昇りつめたのです。
赤塚不二夫はこの仏教説話に深い感銘を受け、常に箒を手にして一心不乱に道路を掃き清めるレレレのおじさんのキャラクター像へと昇華させました。「何があっても無心に掃き続ける」というおじさんの行動原理は、禅の精神や仏教の求道心そのものをユーモラスに具現化したものと言えます。