【2026年現地ルポ】越谷南高校の「文武両道」はなぜ失速しないのか? 進学実績と部活動のリアルに迫る
【2026年現地ルポ】越谷南高校の「文武両道」はなぜ失速しないのか? 進学実績と部活動のリアルに迫るとはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
進路指導室の前にある自習ブースは、放課後になると瞬く間に埋まる。誰かに強制された気配はない。黙々と赤本を開く3年生の隣で、1年生がタブレット端末を使って小テストの復習を進めている。この光景こそが、越南が長年培ってきた「自学」の空気感だ。
国公立大学や難関私立大(GMARCHなど)への合格者数を着実に維持している背景には、補習の多さや課題の詰め込みだけではない工夫がある。進路指導担当の教員が重視するのは「自分の弱点を言語化させるプロセス」だという。生徒同士で解法を議論するグループワークや、長期休暇中の集中セミナーなど、孤立させずに集団で受験を乗り切るカルチャーが根付いている。
予備校に通い詰めなくても、学校のリソースを使い倒せば結果は出る。そう信じて机に向かう生徒たちの表情には、やらされ感のない潔い集中力が宿っていた。