即位とは何か?即位の礼との違いや儀式の全貌を専門記者が徹底解説

即位とは何か?即位の礼との違いや儀式の全貌を専門記者が徹底解説の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

天皇即位に伴う一連の儀礼は、数多くの宮中行事と国事行為が緻密に組み合わさって進行します。憲政史上、現行憲法下における即位の儀式の流れは、大きく分けて即位当日の儀式、数カ月後の即位の礼、そして一代に一度の宗教的儀礼である大嘗祭の3ステージで構成されます。

即位当日に最初に行われるのが剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)です。皇位の証である三種の神器のうち、八尺瓊勾玉(璽)と天叢雲剣(草薙剣の形代)および国璽・御璽を新天皇が引き継ぎます。続いて行われる即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)において、新天皇が三権の長(内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官)をはじめとする国民の代表と初めて公式に対面し、最初のおことばを述べます。

儀式・行事名称法的性格・分類開催時期の目安儀式の核心と役割剣璽等承継の儀国事行為皇位継承当日(直後)剣・璽および国璽・御璽を継承し、皇位の物理的証跡を受け継ぐ。即位後朝見の儀国事行為皇位継承当日即位後、新天皇が三権の長ら国民代表と初めて公式に謁見する。即位礼正殿の儀国事行為(即位の礼の中心)即位から約半年〜1年超高御座から内外に即位を宣明し、総理大臣の寿詞(祝辞)を受ける。祝賀御列の儀国事行為(即位の礼)即位礼正殿の儀と同日等国民に即位を披露し、祝福を受けるためのパレードを行う。饗宴の儀国事行為(即位の礼)即位礼正殿の儀の後、数日間国内外の元首や賓客を招き、即位を祝う公式晩餐会を実施する。大嘗祭(大嘗宮の儀)皇室行事(公的性格の祭祀)即位の年の11月中旬新穀を神々に供え自らも食し、国家安寧と五穀豊穣を祈る一代一度の儀。

数カ月後に挙行される即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)では、天皇が「高御座(たかみくら)」、皇后が「御帳台(みちょうだい)」に登り、世界180カ国以上の国家元首や祝賀使節が見守る中で即位を宣明します。続いて公道をオープンカーで進むパレードである祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)、そして国内外の賓客をもてなす「饗宴の儀」が執り行われます。これら5つの儀式が合わさって、憲法上の「即位の礼」が完結します。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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