名誉教授とは?給料や教授との違い・驚きの特権と定年後の実態を徹底解説
名誉教授とは?給料や教授との違い・驚きの特権と定年後の実態を徹底解説について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
大学の教授であれば定年退職時に誰でも名誉教授になれるわけではありません。大学名誉教授の称号授与には、各大学が定める「名誉教授規程」に基づいた厳密な審査プロセスが存在します。
一般的な授与基準として、主に以下の3つの要件が審査対象となります。
- 在職年数の基準:当該大学において教授として通算15年〜20年以上勤務した実績(学長・学部長などの要職を務めた場合は年数短縮規定が適用される場合あり)。
- 教育・学術研究上の顕著な功績:国内外の査読付き学術誌への多数の論文掲載、画期的な学術賞の受賞、大型科研費プロジェクトの主導など、学会および大学の名声を高めた実績。
- 大学運営への多大な貢献:学部長、研究科長、各種委員会委員長などを歴任し、大学組織の基盤構築や改革に尽力した実績。
実際の選考では、対象教員が定年退職を迎える前年度に、所属学部・研究科の教授会で推薦が行われ、全学的な選考委員会での審議を経て学長・理事長が最終決定を下します。中堅私立大学などでは定年退職した専任教授の多くに授与する慣例を持つところもありますが、難関国立大学や伝統ある名門校では選考基準が極めて厳格であり、定年を迎えた教授のうち名誉教授になれるのは約50%〜70%程度にとどまるのが現場の実態です。不祥事や研究費の不適切使用歴がある場合は当然ながら推薦が見送られます。