夢を見るのは眠りが浅い?毎晩鮮明な夢を見る理由と睡眠の質を徹底解明
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巷では「夢を見るのは脳が一切休めていない証拠」「夢を見ない人ほど精神的に健全」といった極端な言説が散見されますが、これは医学的な事実誤認です。
レム睡眠中に見る夢には、日中に獲得した膨大な情報から不要なシナプス結合を剪定(せんてい)し、必要な長期記憶を統合する「脳内デトックス」および「感情の消化作用」という決定的な役割があります。恐怖や悲しみといった強烈な情動体験を、安全な睡眠空間の中で夢として反復再生することで、ストレス刺激に対する感情的な反応のトゲを丸める効果が確認されています。
警戒すべきなのは「夢を見ること」そのものではなく、「夜間に何度も覚醒して夢をすべて記憶してしまい、朝起きた段階で著しい疲労感が残っている状態」です。夢の内容が不条理であっても、起床後に充実した目覚めが得られているのであれば、脳が順調に情報整理を終えた証拠であり、何ら恐れる必要はありません。