Zard『負けないで』の真実|坂井泉水が歌詞に込めた魂と誕生秘話
Zard『負けないで』の真実|坂井泉水が歌詞に込めた魂と誕生秘話に関する注目トピックを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
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ZARDの通算6作目のシングルとして世に出た『負けないで』ですが、その誕生プロセスには数々のドラマがありました。作曲を手がけた織田哲郎氏は、当時ビーイング系のヒットチャートを席巻していたトップメロディメーカー。織田氏はのちに当時の特番インタビューや回想録の中で、「もともとはロックでストレートなポップスとして書き下ろしたストック楽曲の一つだった」と明かしています。
特筆すべきは、坂井泉水さんによる歌詞の劇的なシフトチェンジです。初期のプロット段階では、遠距離恋愛やすれ違う恋人同士の心情を描いた純粋なラブソングに近いニュアンスでした。しかし、フジテレビ系ドラマ『白鳥麗子でございます!』のエンディングテーマへのタイアップが決まり、曲の持つ疾走感と力強いメロディに向き合うなかで、坂井さんは「受験や就職活動、夢に向かって奮闘するすべての人への応援歌」へとテーマを拡張していきました。
レコーディング現場では、締切の最終リミットを迎える直前までスタジオの片隅でノートを広げ、語句の響きやブレス(息継ぎ)のタイミングに合わせた推敲が繰り返されました。サビの「最後まで走り抜けて」というフレーズも、ぎりぎりまで言葉のテンポ感が精査された結果生まれたものです。妥協を許さないプロフェッショナルとしての執念が、このメロディに強靭な生命力を吹き込みました。