鎌倉最古の杉本寺を歩く!苔階段の真相と三体十一面観音の力
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杉本寺という寺号の由来には、知る人ぞ知る神秘的な伝承が残されています。鎌倉時代の文治5年(1189年)、寺が大規模な火災に見舞われた際、安置されていた本尊の観音像が自ら歩き出し、境内の大きな杉の木の下に避難して火を逃れたといわれています。この奇跡に驚愕した人々が「杉の本の観音」と呼ぶようになり、それが現在の「杉本寺」の名の起こりとなりました。
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現在、本堂の内陣には3体の十一面観世音菩薩像が安置されており、そのすべてが歴史的・美術的に極めて貴重な仏像です。
中央に行基菩薩作と伝わる本尊、向かって左に慈覚大師円仁作(国指定重要文化財)、向かって右に恵心僧都源信作(国指定重要文化財)が並び立ちます。一般的な寺院では本尊が単体であるケースが多い中、3体もの高名な十一面観音が一堂に会する姿は圧巻です。毎月1日と18日の縁日には秘仏としての特別開帳が行われ、多くの熱心な参拝者が内陣の奥深くへと祈りを捧げに訪れます。