ルンバール(腰椎穿刺)とは?痛みの真相や手順・安静時間を徹底解説
ルンバール(腰椎穿刺)とは?痛みの真相や手順・安静時間を徹底解説に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
医療従事者が「ルンバール」と呼ぶ手技は、ドイツ語の「Lumbalpunktion(腰椎穿刺)」を略した業界用語です。英語圏では「LP(Lumbar Puncture)」と略されますが、日本の医療現場では長年の慣習からルンバールという呼称が広く定着しています。
背骨の中を通る脊柱管の内部は「脳脊髄液(髄液)」と呼ばれる無色透明な液体で満たされており、脳や脊髄を衝撃から守るクッションの役割を果たしています。ルンバール髄液検査目的は、この脳脊髄液を直接採取して成分や圧力を分析し、中枢神経系に生じている病変を突き止めることにあります。
特に迅速な判断が求められるのが髄膜炎ルンバール診断です。発熱や激しい頭痛、首の硬直(項部硬直)が見られる場合、細菌性かウイルス性かを即座に鑑別しなければ命に関わります。髄液中の白血球数、糖、タンパク質濃度を測定し、病原体を特定することで、的確な抗菌薬や抗ウイルス薬の選択が可能になります。
診断目的以外にも、頭部CT検査では捉えきれない微量のクモ膜下出血の確認、多発性硬化症やギラン・バレー症候群などの自己免疫性神経疾患の診断、さらには抗がん剤の髄腔内投与や脊椎麻酔といった治療目的でも広く実施されています。