中小企業診断士二次試験で何年も落ちる理由と合格率20%の壁を破る策

中小企業診断士二次試験で何年も落ちる理由と合格率20%の壁を破る策を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。

二次試験の合否を最も残酷に分断するのが、最終時限に行われる「事例IV(財務・会計)」です。事例IからIIIまでの定性的な記述事例とは異なり、事例IVは数字の計算結果という明白な白黒がつきます。それだけに、ネット上の掲示板やSNSでは毎年「事例IVでパニックになり頭が真っ白になった」「第1問の経営分析で電卓の打ち間違いに気づかず、芋づる式に全滅した」といった阿鼻叫喚の報告が吹き荒れます。

5年目の挑戦で悲願の合格を果たした都内IT企業勤務の男性(40代)は、当時の恐怖と転換点を次のように振り返ります。

「3年目までは『事例IVで80点取って逃げ切る』と息巻き、難解なNPV(正味現在価値)の複雑な条件設定ばかり追いかけていました。しかし本番では、大問の導入部で小さなミスを犯し、後半の計算が全滅して42点の足切り寸前に沈みました。不合格通知を見た瞬間、血の気が引いたのを覚えています。4年目に方針を180度転換し、『経営分析と基礎的なCVP、記述の20点だけを完璧に拾い、難問は白紙覚悟で捨てる』と腹を括った結果、本番で手堅く62点を確保して突破できました」

現場のリアルな教訓が示すのは、事例IVで必要なのは「神がかり的な計算テクニック」ではなく「失点のコントロール」です。制限時間80分の中で、出題者が用意した「解かせてはいけない難問」を瞬時に見抜き、基礎的な小問と配点の高い記述問題を確実に正解する勇気を持てるかどうかが、合格ライン到達の境界線となっています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest