子宮頸がん検診のNilmは異常なし?安心できない理由と正しい見方
子宮頸がん検診のNilmは異常なし?安心できない理由と正しい見方についての疑問解決ガイドをお届けします。
「NILM判定=100%安全」と過信してはいけない理由には、医療検査特有の構造的課題があります。検診で陰性と判定されたにもかかわらず、専門医が注意を促す主な要因は以下の3点です。
第一に、細胞診の「偽陰性(見逃し)」リスクです。子宮頸部細胞診は綿棒や専用ブラシで細胞を擦り取って検査しますが、病変がある部位の細胞がたまたま採取できなかった場合、病変が存在していても結果が「NILM」と出てしまう可能性があります。
第二に、子宮頸管の奥深くや子宮体部の病変です。一般的な子宮頸がん検診で採取するのは子宮の入り口付近(外子宮口)が中心となるため、子宮の奥に発生する腺がんや子宮体がんの病変は見つかりにくい傾向があります。
第三に、自覚症状の有無です。もし結果がNILMであっても、「性交時の出血」「生理以外の不正出血」「茶色っぽいおりものの増加」などの異変がある場合、検診結果を過信せず直ちに婦人科を受診する必要があります。検診はあくまでスクリーニングであり、自覚症状がある場合は保険診療による精密検査が優先されます。