板金屋とは?車と建築の違いから年収・修理相場までプロが解説
板金屋とは?車と建築の違いから年収・修理相場までプロが解説について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。
板金(ばんきん)とは、金属板を叩く、曲げる、切断する、溶接するといった塑性加工を施し、目的の形状に仕上げる技術全般を指します。日常生活で接する板金屋は、主に以下の2系統に分かれます。
第一が、事故や接触で変形したボディを修復する自動車板金です。外装パネルを裏から叩き出し、パテ付けと研磨で元の三次曲線を0.1ミリ単位で復元。その上に調色した塗料を吹き付ける「塗装」工程までを一貫して手掛けるケースが多く、一般には「板金塗装(BP:Body repair & Painting)」と呼ばれます。
対する第二の柱が、住宅やビルの外装を施工する建築板金です。0.35〜0.5ミリ前後のガルバリウム鋼板や銅板、ステンレス鋼板を加工し、屋根板金工事や雨樋修理、外壁板金のサイディング施工を担います。大工が木造の骨組みを造るのに対し、雨水の浸入を防ぐ「雨仕舞(あまじまい)」の最終防壁を構築するのが建築板金工の真骨頂です。
求人票やロードサイドの看板に「板金」とだけ書かれていても、前者は「自動車整備工場」、後者は「建設業許可を持つ工事店」であり、職人が持つノウハウは交わりません。依頼側としては、自身が直したい対象が「車両」なのか「建物」なのかを正しく切り分けることが第一歩となります。