麻疹予防接種を受けていない世代は何年生まれ?空白世代の真実と対策
麻疹予防接種を受けていない世代は何年生まれ?空白世代の真実と対策についての最新情報をお届けします。
麻疹の免疫を巡っては、ネット上や家庭内で多くの誤解が流通しています。健康被害を回避するために、以下の3つの盲点を正しく認識する必要があります。
誤解1:「子どもの頃に発疹の出る病気に罹ったから、自分ははしかを済ませている」
これは医療現場で最も頻繁に遭遇する誤認です。幼少期にかかる発疹性の感染症には、風疹、突発性発疹、リンゴ病(伝染性紅斑)、水痘(水ぼうそう)など数多く存在します。数十年前の診断技術では臨床所見だけで判断されていたケースも多く、血液検査で確認すると麻疹の抗体を全く持っていなかったという事例は日常茶飯事です。
誤解2:「1回でもワクチンを打っていれば抗体はずっと続く」
前述のとおり、1回の接種で獲得された抗体は時間の経過とともに低下する可能性があります。現行のガイドラインで麻疹ワクチン2回接種の必要性が強く叫ばれているのは、1回目で抗体がつかなかった約5%の人を救済し、かつ時間の経過による抗体の減衰を防いで免疫を確固たるものにするためです。
誤解3:「抗体検査をしてからでなければワクチンは打てない」
過去の接種歴や感染歴が不明であっても、追加でワクチンを接種することによる医学的なデメリットはありません。すでに十分な抗体を持っている人が再度MRワクチンを接種しても、抗体価がさらに高まる(ブースター)だけで、重篤な副反応のリスクが跳ね上がるわけではありません。