耳の後ろの腫れやしこりの正体|痛みの有無と危険な病気の受診目安

話題沸騰中の 耳の後ろの腫れやしこりの正体|痛みの有無と危険な病気の受診目安について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

小児科や耳鼻科の救急外来で頻繁に相談が寄せられるのが、子供の耳の後ろの腫れと発熱の組み合わせです。幼少期の子どもは大人に比べてリンパ組織が極めて旺盛に発達しており、風邪をひいたり、突発性発疹にかかったり、あるいは頭皮に軽いアセモができるだけでも、耳の後ろや首のリンパ節がパチンコ玉大にコロコロと腫れることが日常的に起こります。

ここで親御さんが最も混乱するのが、耳下腺炎とおたふく風邪の鑑別です。おたふく風邪の正式名称は「流行性耳下腺炎」であり、ムンプスウイルスによる感染症です。耳の後ろというよりは「耳たぶの下から顎のラインにかけて」が大きく腫れ上がり、多くは38℃以上の高熱と食事時の激しい顎の痛みを伴います。両側が腫れることが多いですが、片側のみで経過することもあります。ムンプスウイルスは難聴(ムンプス難聴)や無菌性髄膜炎、将来的な精巣炎といった重い合併症を引き起こすリスクがあるため、予防接種歴の確認とともに小児科での厳密な確定診断が欠かせません。

一方、ウイルス感染ではなく体質的に耳下腺の唾液分泌が滞り、細菌などが侵入して耳の下から後ろが腫れる「反復性耳下腺炎」という病態も小児期にはよく見られます。こちらは熱があまり上がらず、片側だけが年に数回腫れては数日で自然に引いていく特徴があります。発熱の度合い、食事時の痛がり方、腫れている正確な位置(耳の後ろの骨の際か、耳たぶの下か)を注意深く観察し、早めに小児科や耳鼻咽喉科の診察を受けることが子どもの負担を最小限に抑えるポイントです。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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