トルコはどこにある?位置と首都の真相から飛行時間まで徹底解説

トルコはどこにある?位置と首都の真相から飛行時間まで徹底解説の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

世界中の旅行者の間で最も頻発する誤解の一つが、「トルコの首都はイスタンブールである」という思い込みだ。歴史の教科書に登場するビザンティン帝国のコンスタンティノープル、そしてオスマン帝国の帝都として君臨したイスタンブールは、現在も人口約1,600万人を抱える国内最大の経済・文化・観光の中心都市である。しかし、近代国家としての正式な首都は、国土の中央部に位置するアンカラに置かれている。

なぜトルコは歴史あるイスタンブールを捨て、内陸の地方都市だったアンカラを首都に選んだのか。そこにはトルコ共和国の建国期における苛烈な軍事・安全保障上の判断が存在した。第一次世界大戦の敗戦に伴い、連合国軍によって海運の要所であるイスタンブールが占領された苦い経験から、「建国の父」と呼ばれるムスタファ・ケマル・アタテュルクは、海からの艦砲射撃や侵略を受けにくいアナトリア内陸のアンカラに司令部を設置。1923年の共和国樹立宣言と同時に、正式にアンカラを恒久的な首都へと定めた。

また、国際社会における呼称問題も見逃せない。トルコ政府は2021年12月、エルドアン大統領の主導により、長年英語圏で使用されてきた「Turkey(ターキー)」から、トルコ語の自称である「Türkiye(テュルキエ)」への対外呼称統一を宣言。2022年6月には国連への正式登録が完了した。英語の「七面鳥」や「臆病者」といった俗語的ニュアンスを払拭し、国家固有の文化と主権の尊厳を対外的に示す動きであり、日本国内でも公的文書や大手メディアを中心に「テュルキエ」の併記・移行が進められている。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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