部屋の黒い羽アリはシロアリ?胴体のくびれで見抜く判別と正しい対処法

部屋の黒い羽アリはシロアリ?胴体のくびれで見抜く判別と正しい対処法の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

目の前を這い回る虫が「住宅を食い荒らすシロアリ」なのか、それとも「不快害虫のクロアリ」なのか。虫眼鏡やスマートフォンの拡大カメラを使えば、専門知識がなくとも明確に判別できる決定的な違いが3つの身体的特徴に現れる。

最もわかりやすい識別ポイントが「胴体のくびれ」だ。クロアリは頭部・胸部・腹部の境界がくっきりと分かれており、胸と腹の間が蜂のように細くくびれている。一方、ヤマトシロアリは分類学上ゴキブリ目に属するため、胸部から腹部にかけて寸胴(ずんどう)の円筒形をしており、くびれが一切ない。

2つ目は「羽の長さと形状」である。シロアリの羽は4枚(前羽2枚・後羽2枚)がすべて同じ形・同じ大きさをしており、胴体の2倍以上の長さがある。また、シロアリの羽は非常に取れやすく、着地した瞬間にポロポロと脱落して羽だけが床に散らばる現象が頻発する。対照的にクロアリの羽は前羽が大きく後羽が小さく、簡単には脱落しない構造になっている。

3つ目は「触角の形」だ。クロアリの触角は途中で直角に近い角度に折れ曲がる「くの字型(肘状)」をしている。これに対し、ヤマトシロアリの触角は小さな球が一直線に連なった「数珠(じゅず)状」であり、折れ曲がりがない。

項目ヤマトシロアリ(羽アリ)一般のクロアリ(羽アリ)編集部の見解・評価胴体のくびれくびれがない(寸胴型)明確なくびれがある(蜂型)最重要チェック点。寸胴なら迷わずシロアリを疑うべき。羽の形状・脱落性前後4枚がほぼ同型同大。極めて取れやすい前羽が大きく後羽が小さい。取れにくい床に羽だけが大量に散乱している場合はシロアリの可能性大。触角の形状小さな粒が連なる「数珠状」途中で折れ曲がる「くの字型」拡大鏡やスマホ撮影による接写で鮮明に判別可能。発生のピーク時期4月中旬〜5月下旬(雨上がりの昼前)6月〜10月頃(夕方〜夜間が多い)春先の昼間に大量発生した黒アリはシロアリ確率が跳ね上がる。住宅への直接加害木材・断熱材の深刻な食害木材は食害しない(不快感・一部混入害)ヤマトシロアリは耐震性能の低下に直結するため放置厳禁。
山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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