メダカの卵が孵化しない本当の理由!白濁を防ぐ正しい育て方
メダカの卵が孵化しない本当の理由!白濁を防ぐ正しい育て方にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
無精卵による水カビの連鎖を防ぐためには、採卵直後の段階で有精卵と無精卵を選別(グレーディング)する技術が欠かせません。鑑別の手段として最も確実なのが、指先を用いた「触診法」とルーペによる「光学観察」です。
メダカの有精卵は、指の腹に乗せて軽く力を込めて転がしても簡単には潰れません。弾力性に富んだ硬い殻(受精卵膜)を持っているため、ピンセットでつまんでも形状を保ちます。一方、無精卵は膜が非常に脆く、指先で触れただけで「プチッ」と容易に潰れて中身が溶け出します。この触感の違いを理解するだけで、選別作業の精度は劇的に向上します。
受精後の経過日数に応じた発育サインにも明確な特徴があります。25℃前後の適正水温で管理された有精卵は、受精後3〜4日目頃になると内部にはっきりとした2つの「黒い点(目玉)」が確認できるようになります。やがて心臓の拍動や血管網の形成、微細な尾の動きが目視可能となり、卵全体が黄金色の透明感を保ちながら発育していきます。黒い点が現れず、全体が白濁または黄色く澱んでいる個体は発生が停止しているため、見つけ次第スポイト等で隔離除去してください。