犬にバナナは大丈夫?獣医師が教える体重別適量と危険なNg例【最新】
犬にバナナは大丈夫?獣医師が教える体重別適量と危険なNg例【最新】についての最新情報をお届けします。
バナナを愛犬に与える際に最も警戒すべきトラブルが「皮の誤食」と「丸呑みによる窒息」です。家庭内での事故を防ぐためにも、下処理のルールを厳格に徹底しなければなりません。
第一に、犬にバナナ皮の危険性は極めて高く、絶対に与えてはいけません。バナナの外皮は強靭なセルロース繊維で構成されており、肉食寄りの雑食動物である犬の消化器官では一切分解できません。誤って皮ごと食べてしまうと、胃の中で滞留して激しい胃腸炎を起こすだけでなく、腸に詰まって腸閉塞(イレウス)を引き起こし、緊急開腹手術を余儀なくされるケースがあります。輸入バナナの表面に残留している可能性のある防カビ剤や農薬も、身体の小さな犬にとっては急性毒性のリスク要因となります。
第二に、実と皮の間にある「白い筋(維管束)」への配慮です。この筋自体に毒性はありませんが、不溶性食物繊維が密集しており、胃腸が弱い犬やシニア犬、小型犬では犬にバナナ筋の処理を怠ると消化不良や便秘、下痢の原因になります。愛犬に与える際は、皮を完全に剥いた上で、表面の白い筋も丁寧に取り除いてあげることが基本マナーです。
第三に、バナナ特有の「粘り気と弾力」による窒息事故です。犬は食べ物を咀嚼(そしゃく)せず丸呑みする習性があります。輪切りのまま大きな塊で与えると、咽頭部や食道に吸着して気道を塞ぎ、呼吸困難に陥る危険があります。必ず愛犬の一口サイズよりも小さくダイスカットするか、フォークなどで十分に潰してペースト状にしてから給与してください。