おできとは?ニキビや粉瘤との違い・原因と正しい治し方を徹底解説
おできとは?ニキビや粉瘤との違い・原因と正しい治し方を徹底解説について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。
日常会話で広く使われる「おでき」という言葉ですが、皮膚科の領域では主に「癤(せつ)」と呼ばれる化膿性毛包炎の悪化形を指します。毛根を包む組織(毛包)の浅い部分に生じる小さな炎症が「毛嚢炎(もうのうえん)」であり、炎症がさらに奥深くの皮下組織まで進行して強い赤みと硬いしこりを形成した状態がおできの本体です。
発症を引き起こす最大の原因菌は、ヒトの皮膚や鼻腔内に普段から生息している黄色ブドウ球菌です。普段は皮膚のバリア機能によって悪さをすることはありませんが、寝不足や疲労による免疫力の低下、摩擦などの物理的刺激、小さな傷口などをきっかけに毛包内へ侵入し、一気に増殖して組織を破壊しながら膿の塊を作り出します。
炎症が単一の毛包にとどまるものを「癤(せつ)」と呼ぶのに対し、隣接する複数の毛包へ炎症が広がり融合した重症型は「癰(よう)」と呼ばれます。癰にまで悪化すると、皮膚が広範囲に赤黒く腫れ上がり、発熱や強い倦怠感など全身症状を伴うケースもあるため注意が必要です。