子どもの定期的な高熱はなぜ?周期性発熱症候群の真相と診断・治療のすべて
子どもの定期的な高熱はなぜ?周期性発熱症候群の真相と診断・治療のすべてについて分かりやすく解説いたします。詳細な分析をお届けします。
ひとくちに周期性発熱症候群といっても、その病態は単一ではありません。小児期において圧倒的に頻度が高いのがPFAPA症候群(周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・頚部リンパ節炎)です。これに加えて、遺伝子変異が直接の原因となる家族性地中海熱(FMF)やTNF受容体関連周期性症候群(TRAPS)、クリオピリン関連周期性症候群(CAPS)などが存在します。
代表的な周期性発熱症候群 症状を見極めるためには、発熱に伴って現れる局所症状の観察が極めて重要です。PFAPA症候群では、喉の奥が真っ赤に腫れ上がり白い偽膜(膿)が付着するため、急性扁桃炎や溶連菌感染症と酷似しますが、溶連菌の迅速抗原検査は陰性となります。口の中に痛みを伴う口内炎(アフタ)が多発したり、首のリンパ節がクリクリと腫れたりするのも特徴です。
一方、家族性地中海熱では、高熱とともに激烈な腹痛(腹膜炎症状)や胸痛(胸膜炎症状)、あるいは関節の腫れや下肢の丹毒様皮疹が前面に出ます。それぞれの疾患特性を整理した以下の比較表で、違いを確認してください。