フルーツオブザルームのタグ年代判別|70S〜90SのUsa製と価値の見極め方
フルーツオブザルームのタグ年代判別|70S〜90SのUsa製と価値の見極め方の全体像を詳しく解説してご紹介します。
ヴィンテージTシャツを語る上で欠かせないのが「袖口と裾の縫製仕様」です。古着界隈で「シングルステッチ」「天地縫い」と呼ばれる1本針の縫製は、古い年代を証明する決定的な鑑別ポイントとなります。
フルーツオブザルーム シングルステッチ 年代の境界線は、業界の流通データから1995年前後であることが明確になっています。70年代から80年代、そして90年代初頭までのフルーツオブザルーム製品は、ほぼ例外なく袖口と裾がシングルステッチで縫われていました。しかし、1990年代半ばから耐久性の向上と高速縫製ミシンの導入により、2本の平行な糸が走る「ダブルステッチ(2本針縫い)」への切り替えが一気に進みました。もし手元のタグに90年代風のデザインが描かれていても、袖や裾がダブルステッチであれば、それは1995年以降の後期製品である可能性が極めて濃厚です。
ここで多くの古着ファンが陥るのが、「コピーライト年=製造年」と思い込んでしまうトラップです。例えば、有名ロックバンドのツアーTシャツに「©1991」と印刷されていたとしても、それが1991年に作られたとは限りません。プリント版の版権登録年が1991年であるだけで、そのグラフィックが好評を博して1996年頃に追加プレスされた場合、ボディには90年代後期のペーパータグが付き、ステッチもダブル仕様になります。
現場のプロバイヤーは、フルーツオブザルーム コピーライト 年代の数字を鵜呑みにしません。「コピーライトはあくまでデザインの発生年」と割り切り、タグの素材感、ステッチの仕様、そして生地の質感という3要素を複合的に検証することで、その個体が「オリジナル当時(初版)の個体」なのか「後年のリプリント」なのかを冷徹に見極めているのです。