貯金1000万で人生激変?達成者の割合と「生活が楽にならない」衝撃の真相
貯金1000万で人生激変?達成者の割合と「生活が楽にならない」衝撃の真相とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
ここで、多くの人が無意識のうちに陥っている致命的な誤解を暴かなければなりません。それが「一生懸命貯めた1000万円を、そのままメガバンクの普通預金口座に置き去りにしている」という状態です。
日銀の金融政策正常化に伴い、日本の金利市場はある程度の金利がつく環境へと移行しました。しかし、冷静に数字を直視する必要があります。メガバンクの定期預金金利が仮に年0.2%〜0.3%程度であったとしても、貯蓄1000万円の利息は年間で2万円から3万円、税金(約20.315%)を差し引けば手取りはわずか約1万6,000円〜2万4,000円にすぎません。月に直せば1,000〜2,000円程度であり、外食1回分で消滅します。
それ以上に深刻なのは「ステルス増税」とも言えるインフレの破壊力です。消費者物価指数(CPI)が前年比+2.5%で推移する社会において、年0.2%の金利で銀行に預け続ける行為は、毎年確実に資産の実質価値を約2.3%ずつドブに捨てているのと同義です。1000万円の購買力は、名目上は1000万円のままでも、実質的には1年後に約977万円、5年後には約890万円相当にまで目減りします。
かつては「日本円を銀行に預けておくのが最も安全」と信じ込まれていましたが、グローバルな通貨価値の観点から見れば、単一通貨・現金100%のポートフォリオは「日本円という1つの銘柄に全財産を集中投資している超ハイリスクな投機状態」に他なりません。努力して築いた1000万円を死守しようとするあまり、最も確実な価値消失リスクを自ら招いているという皮肉な現実に気付く必要があります。