やけどを冷やしてないと痛いのはなぜ?流水を止めると激痛が走る理由
やけどを冷やしてないと痛いのはなぜ?流水を止めると激痛が走る理由とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
十分な流水冷却を終えた後、自宅で経過観察が可能な軽度のやけどであれば、乾燥を防いで皮膚の再生を促す湿潤環境の保持が有効です。かつて主流だった「乾燥させてかさぶたを作る治療」は治癒を遅らせ、色素沈着やケロイドを招きやすいことが判明しています。やけど跡を残さない治し方の基本は、傷口を乾燥させず、患部の滲出液に含まれる細胞成長因子を活かすことです。
応急的な家庭での処置としては、純度の高い白色ワセリンを用いたやけどワセリンラップ療法が選択肢に挙がります。具体的な手順は以下の通りです。
1. 水道水で患部を十分に冷やし、清潔にする。
2. 水気を清潔なタオルで軽く押さえるように拭き取る。
3. 患部にたっぷりと白色ワセリンを塗布し、皮膚を摩擦から保護する。
4. 市販のキズ用保護パッドや、食品用ラップフィルムを患部より一回り大きく被せる。
5. 雑菌の繁殖や蒸れを防ぐため、1日1〜2回は流水で洗い流して貼り替える。
ただし、浸出液が黄色く濁っている、強い悪臭がする、赤みが周囲へ広がっているといった感染兆候が見られる場合は、ラップ療法を直ちに中止し医師の診察を受けてください。