畳の掃除の仕方決定版!水拭きや重曹がNgな理由とプロ直伝の手入れ法
畳の掃除の仕方決定版!水拭きや重曹がNgな理由とプロ直伝の手入れ法に関する注目トピックをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。
梅雨時や夏場の多湿期、あるいは冬場の結露によって畳に青カビや白カビが発生してしまった場合、決して慌てて水拭きや掃除機吸引を行ってはいけません。掃除機で吸い込むと排気口から目に見えない胞子が部屋中に飛散し、被害を拡大させます。
ここで圧倒的な威力を発揮するのが、畳のカビ取りに消毒用エタノールを使う真相です。エタノールはカビの細胞膜を破壊して不活性化させる強力な殺菌力を持ちながら、揮発性が極めて高いため、畳に水分を残しません。使用する薬剤は、殺菌効率が最も高い「エタノール濃度75〜80%」の消毒用エタノール(無水エタノールではなく、適度に水分を含んだ消毒用)を選択します。
プロが現場で実践する畳の除菌と防カビ対策の経緯と方法は次の通りです。
- 換気の徹底と胞子の固定: 部屋の窓を開け放ち、マスクと手袋を着用します。舞い上がりを防ぐため、カビが発生している箇所に直接エタノールを霧吹きで軽く吹きかけます。
- 古歯ブラシで掻き出す: 目地にエタノールが行き渡ったら、乾いた歯ブラシを使い、畳の目に沿って優しくカビを浮かせます。
- エタノールを含ませた布で拭き取る: 浮き出たカビを、エタノールを染み込ませた使い捨ての布で撫でるように拭き取ります。拭き取り面は常に新しい面を使ってください。
- 完全乾燥: エアコンの除湿運転や扇風機、サーキュレーターの風を数時間当て、畳の芯まで完全に湿気を飛ばします。
あわせて求められるのが、畳のダニ退治と予防の最新対策です。ダニ(チリダニやツメダニ)は「温度20〜30℃・湿度60%以上・エサ(フケ・アカ・カビ)」の3要素が揃うと爆発的に繁殖します。ダニは熱に弱く、50℃の熱で20〜30分、60℃以上であれば瞬時に死滅します。
家庭でできる最も効果的なダニ駆除は、布団乾燥機の活用です。畳の上に敷布団を敷き、その間に布団乾燥機のノズルを差し込んで高温温風を送り込むことで、畳表の温度を50℃以上に引き上げます。熱処理後は、死骸や糞をアレルゲンとして残さないよう、前述の「目に沿った掃除機がけ」で丁寧に吸引してください。また、日常的に湿度を55%前後に保つ調湿管理こそが、最大の予防策となります。