水曜10時ドラマ徹底解剖!枠の変遷から今期注目作・視聴率の真相まで
水曜10時ドラマ徹底解剖!枠の変遷から今期注目作・視聴率の真相までに関する注目トピックを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。
ネットニュースや掲示板などで頻繁に見受けられる「視聴率◯%で大爆死」「低迷が続く水10枠」といった扇情的な見出しは、現代のテレビメディアの実態を著しく歪めています。ここには一般視聴者が陥りやすい決定的な盲点が存在します。
第一の誤解は、「世帯視聴率至上主義」の亡霊に囚われている点です。現在、地上波の世帯視聴率を押し上げている主な層は60代以上の高齢層です。一方、水曜10時枠のドラマがターゲットに設定しているのは、消費活動の活発なF1・F2層(20〜49歳女性)やM1・M2層(20〜49歳男性)を中心とするコアターゲットです。世帯視聴率が5%台であっても、コア視聴率で同時間帯トップを獲得し、スポンサー企業が求める購買層にピンポイントで届いていれば、放送ビジネスとしては大成功と評価されます。
第二の盲点は、「見逃し配信とグローバル配信による多角的なマネタイズ構造」です。フジテレビをはじめとする各局は、TVerでの広告収入に加え、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTといった国内外のサブスクリプション型動画配信サービスへの放映権販売によって、放送前に制作費の大部分を回収するビジネスモデルを確立しています。国内の地上波でリアルタイムに観られなくとも、世界同時配信でランキング上位に食い込み、莫大な外貨と利益を稼ぎ出している作品が少なくありません。
したがって、「ネットの表面的な数字叩き」に惑わされることなく、TVerの再生ランキングや見逃し配信お気に入り登録数、視聴者の熱量の高さを多角的に見極めることが、本当に面白い作品に出会うためのリテラシーと言えます。