Saoアリシゼーション打ち切りの真相|漫画版終了の理由とアニメ・原作の現在
Saoアリシゼーション打ち切りの真相|漫画版終了の理由とアニメ・原作の現在にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
ネット上で「ソードアート・オンライン プロジェクト・アリシゼーション 打ち切り」というワードが拡散した背景には、メディアミックス展開ならではの複雑な事情が絡み合っています。関係各所の発表や出版データを精査すると、主な要因は次の3点に集約されます。
最大の火種となったのは、月刊コミック電撃大王で連載されていた漫画版『ソードアート・オンライン プロジェクト・アリシゼーション』(作画:山田孝太郎)の終了形式です。電撃コミックスNEXTレーベルより刊行されたコミックスは全5巻で幕を閉じましたが、その結末はキリトとユージオが最高司祭アドミニストレータを倒す「人界編のクライマックス」まででした。原作ファンが期待していた後半の「異界戦争(War of Underworld)編」へと突入することなく連載終了を迎えたため、読者の間で「実質的な打ち切りではないか」という疑念が急速に広がりました。
第2の要因は、連載ペースと作画コストの兼ね合いです。山田孝太郎氏の作画は非常に緻密でクオリティが高く、読者からの評判も抜群でした。しかし、月刊誌のページ数で原作小説全10巻分(9巻〜18巻)という膨大なストーリーを網羅するには、単純計算でも10年以上の歳月を要します。制作リソースの現実的な配分として、物語の大きな節目であるセントラル・カセドラル攻略戦をもって「プロジェクト・アリシゼーション」としてのコミカライズをひと区切りとしたのが実態と言えます。
第3に、TVアニメ放送時の分割2クール体制や、制作スケジュールの延期(コロナ禍による放送延期など)が重なり、一部のライト層の間で「アニメの続編が止まったのではないか」という誤認が生じたことも影響しています。